講演要旨
山形県鶴岡市は慶應義塾大学先端生命科学研究所を核とする世界的なバイオの拠点として注目されつつある。2003年創業の慶應発ベンチャーのヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ社(HMT)は、一回の分析で数百種類の代謝物を一斉に計測できる「メタボローム解析」を世界に先駆けて開発。わずかな血液で肝臓疾患やうつ病を発見できる画期的な技術を実用化して、2013年東証マザーズに上場した。慶應の学生たちが2007年に起業したスパイバー社は、人工クモ糸の量産技術を世界で初めて確立し、現在資本金20億円にまで成長した。2014年には唾液でがんを発見する技術でサリバテック社が設立された。
この奇想天外な革新的人材を育むユニークな環境は、教科書的人材ばかりを生み出す我国の教育システムに一石を投じ、知的産業による地方活性化の成功例となって日本再生に貢献することを目指す。
開催日時
2015年3月7日13時〜14時(開会式内にて)
講演者
冨田 勝
慶應義塾大学先端生命科学研究所/環境情報学部
所長/教授
関連する分野
バイオ関連分野全般
コラボレーションしたいと思っている分野
ヘルスケア、食品などバイオ関連分野全般、高校生・大学生の教育分野
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