リバネス研究アワード

リバネスでは、自らの研究に情熱を燃やして独創的な研究を遂行し、自身の研究の枠を大きく広げながら今まさに躍進する研究者を、次世代の研究者へのロールモデルとして表彰する制度「リバネス研究アワード」を設置しています。

[先端研究推進部門]

サイエンスにインパクトをもたらす、独創的な研究を推進していること

[社会実装部門]

研究成果をもとに起業または社会実装へ向けてめざましい貢献をしていること

本アワードの発表は、超異分野学会 東京大会において、授賞式・特別講演と合わせて発表しております。次回は、2022年3月4日・5日に実施する東京大会にて発表いたします。

リバネス研究アワード2021

先端研究推進部門

村山 正宣氏

村山 正宜 氏 (受賞講演レポート

国立研究開発法人理化学研究所
脳神経科学研究センター
触知覚生理学研究チーム
チームリーダー

第2回リバネス研究費リバネス賞(2010年)

プロフィール

1977年生まれ。新聞配達員を経て97年に東京薬科大学生命科学部に入学。2006年に同大学大学院で博士号取得。その後、2010年までベルン大学にて博士研究員。同年、理化学研究所脳神経科学研究センターで研究室を主宰。触知覚の脳内メカニズムを研究する。2018年からは東京大学大学院医学系研究科で連携教授を併任。日本神経科学学会奨励賞、日本生理学会奨励賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本医療研究開発大賞 AMED理事長賞などを受賞。

尾上 弘晃 氏

尾上 弘晃 氏 (受賞講演レポート

慶應義塾大学
理工学部 機械工学科
教授

第5回リバネス研究費ニッピ賞(2010年)

プロフィール

2006年3月、東京大学大学院情報理工学系研究科にてマイクロマシンの研究にて博士号取得。2005~2009年、日本学術振興会特別研究員(DC2-PD)の間、カリフォルニア大学バークレー校化学科に客員研究員として細胞アレイの研究従事。帰国後、2009~2014年、東京大学生産技術研究所助教。2010~2014年、JST ERATO竹内バイオ融合プロジェクトグループリーダーとして細胞ファイバ技術を開発。2014年より、慶應義塾大学理工学部機械工学科専任講師に着任、2016年より同大同学科准教授。2016年より株式会社セルファイバ取締役。

社会実装部門

野田口 理孝 氏

野田口 理孝 氏(受賞講演レポート

名古屋大学
生物機能開発利用研究センター
准教授
グランドグリーン株式会社
取締役

第18回リバネス研究費リブセンス賞(2013年)

プロフィール

2009年京都大学大学院理学研究科にて博士号を取得。同年よりカリフォルニア大学デービス校留学、日本学術振興会海外特別研究員。2012年名古屋大学大学院理学研究科研究員及びJST ERATO東山ライブホロニクスプロジェクト研究員。2015年名古屋大学大学院理学研究科特任助教、JSTさきがけ研究員。2016年名古屋大学大学院生命農学研究科助教、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所連携研究者、文科省卓越研究員。2019年より現職。植物の接木のメカニズム、全身性情報伝達などについて取り組んでいる。

南 一成 氏

南 一成 氏(受賞講演レポート

株式会社マイオリッジ
取締役CTO

第23回リバネス研究費レボックス賞(2014年)
第27回リバネス研究費池田理化賞(2015年)

プロフィール

京都大学での研究成果を基にマイオリッジ社を設立し、独自のiPS由来心筋細胞製造技術を始め、様々な細胞技術を用いて再生医療への貢献を目指す。製造コストや細胞機能性の向上、臓器組織化といった、業界が直面している共通課題と向き合い、装置メーカーや基材・化学品・製薬メーカー等、国内外の細胞製品開発企業と共同して、製造プロセスの自動化や培地開発といった細胞製品に必要なインフラ技術の発展と社会実装に取り組んでいる。