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極限環境生物から地球を救う夢を描く 株式会社ガルデリア

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藻類や微生物の事業への活用は今、注目を集めるバイオテクノロジーの1つだが、極限環境に住む紅藻の一種ガルデリアを活用した事業化に取り組むベンチャーがある。ガルデリアは、pHが低い強酸性環境や40-50℃の高温でも働くことができる極限環境藻類の1つである。最大の特徴は、重金属や亜硫酸ガスなど多く含む、過酷な環境でも生育し、光合成を行う(CO2固定を行う)ことができ、さらに金属を細胞壁に吸着させる性質を持っている。そのため、貴金属やレアメタルなど価値が高く回収にコストがかかる有価金属の回収や、環境浄化などにも活用できると考えられている。タンパク、ポリアミン、分岐アミノ酸などの含有率が高く、併せて高い抗菌作用と抗酸化機能を持ち合わせており、医薬品や健康食品への応用も期待できる。このガルデリアの可能性を引き出す事業を目指し、2015年に立ち上げられたのが株式会社ガルデリアだ。

事業化に至るまでには、この藻類の大量培養や乾燥技術、金属回収の工業的なフローの構築や、実証試験など、研究開発においてやることが山積みだ。墨田区のアグリガレージで研究開発を行っているが、開発スピードを上げるために、研究員をもっともっと増やしたい意向だ。IT、バイオ分野で数多くのベンチャーの立ち上げに関わってきた谷本忠駿氏をトップに迎え、今春第三者割当増資を行い、資金調達は順調である。これから本格的な研究開発チームを作って、未知の領域に挑む。谷本氏はいう。「これまでの経験、スキルを生かしながらも、常に「常識」を疑い、ゼロベースで考え、地球規模の課題解決のための研究開発をしてみたい、と思っている方が弊社に向いていると思います。『地球そのものの生命』を守ることに情熱のある人に、ぜひチームに加わって欲しいですね。」

株式会社ガルデリア 2015年設立
http://galdieria.com/

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