MIT-Gは武田薬品工業株式会社と株式会社リバネスが共同で開発した、世界で唯一の製薬ビジネスシミュレーションです。

製薬ビジネス特有の医薬品開発、販売、事業リスクなどを要素として盛り込み、製薬ビジネスへの理解を深めるとともに、他部門への理解やコミュニケーションの重要性、さらには経営視点の獲得にも繋がることから、武田薬品の社内研修として活用されています。

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<特徴>

  • 4名1チームで製薬企業の特徴的な4つの部門(研究開発、販売、製造、経営戦略)をそれぞれ担当します。これにより、メーカーの典型的な経営の疑似体験が可能です。
  • 時間軸を導入しているので、中長期的なビジネスの疑似体験ができます。短期的な視点に陥りがちな若手社員にも、中長期的な視点が求められるマネージャー層にも非常に効果的です。
  • 結果を元に作成されるPL、BSを見ながら、財務視点の育成も可能です。リソースの適切な配分に関する感覚を疑似体験することができます。
  • 社内での予算上のコンフリクトをいかに解決するかなど、他部門理解や社外とのコミュニケーションの重要性も体感できます。
  • シミュレーションの各種決定と結果を元に行われる擬似株主総会では、売上や開発状況などの結果に対する説明責任を求められ、経営者の視点と株主の視点も学ぶことに繋がります。

MITG4<対象とする課題意識>

経営層が抱える課題意識 求められるスキル・マインド
「将来的なプランをもって研究開発を進める人材が少ない。部署内で優秀な業績を出した人材でも管理職に昇進させた時に初めて、彼らが将来進むべき大局的なプランを持っていないことに気付く。 中長期的視点
説明責任
自分の事業部の業務しか把握しないことで、仕事の目的を見失う社員が少なくない。全社的な動きやビジネスのバリューチェーンの理解をすることで自身の業務の役割を再発見して欲しい。」 全社視点
コミュニケーション
社員が自身の夢や目標を企業活動と重ねることが少なくなった。自社の理念・ビジョンと自身の目標を重ね合わせることは出来ないのだろうか。自社ビジネスの枠内で個人目標を立てる機会が欲しい。」 経営マインド

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<MITGを通じて期待される効果>

マインド:MITGシミュレーションを通じて得られる心理的な成長 スキル:MITGシミュレーションを通じて得られる技能的な成長
期待される効果 経営マインドの醸成
限られたリソースで、不確定要素に囲まれた中で最適と思われる決断をしていく経営層と同じ状況に置かれ、経営層の仕事を体感し、経営視点を学ぶことができる。
製薬企業のビジネス環境の把握
研究開発・販売方法の特殊性を理解するとともに、独特の外部要因や企業運営上の視点を獲得し、製薬企業が置かれた状況を把握することができる。
全社視点の獲得
それぞれの部門がどのような理屈で各種決定をしているのかを体感し、部門最適と全社最適の違いを認識し、全社視点を持つことができる。
投資・回収感覚の獲得
タイミングを見て銀行からの融資を受け、リスクを取りながらも的確な投資を行うことで、ビジネスを大きくしていく感覚を理解することができる。
コミュニケーションの重要性の認識
各部門の理論をぶつけ合うだけでは決断ができないことを体感し、限られた時間内に他部門と的確なコミュニケーションを行う必要性を認識することができる。
中長期的視点の獲得
中長期計画を立ててプレゼンテーションし、その方針に沿って会社経営を行うことで、中長期的な視点に立って業務を行うことの重要性を理解する。

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<アンケート結果例>

Q.研修に参加して楽しかったですか?

MITGアンケート結果1

<コメント>

  • 選択と集中の大切さや、経営判断の難しさや求められるスピードを実感しました。
  • チーム内で連携しながら情報共有し、各担当が戦略を立ててうまく売り上げがあがったときはとても楽しかったです。
  • チーム対抗の競争なので、楽しめました。
  • シナリオもうまく作られていて、すごいなと思いました。
  • “役割、戦略をチームで練り、それに基づいて経営を行っていくところにとても面白さを感じた。
Q.シミュレーションの難易度は如何でしたか?

MITGアンケート結果2

<コメント>

  • 期が進むにつれ考えなければいけない内容・情報量が増えていく反面、制限時間が短くなっていたため、限られた時間の中で最適な意思決定を行うことが非常に難しかったです。
  • 他チームの意思決定・ディスカッションの方法をIRミーティング時に聞き、長期的な目線・優先順位付けの重要さを改めて感じました。
  • 多くのパラメーターが存在するので、多くに目を配り考察する必要があった。
Q.模擬株主総会の難易度は如何でしたか?MITGアンケート結果3 <コメント>

  • 当初描いていた戦略と大きくは変わらず進めることができたので比較的論理的に説明することができたと思う。
  • 何より迫真性があり、投資家からこのように期待や不安を持たれていることがわかりました。会社全体のみならず、より広い視野を持つことの大切さに気付けました。
  • 「なぜ」その決断をしたのか?という「Why」とそれでどうなるのか「So what」の部分を訓練されているようにも感じました。
  • 初期の段階で経営理念については話をしたが、途中、確認の機会を何度も持った方がよいと感じた。
Q.経営戦略について学べるものになっていましたか?

MITGアンケート結果4

<コメント>

  • 他のチームの戦略を見ることで、経営方法のバリエーションとそれぞれにおける強み弱み(リスクベネフィット)がわかりました。
  • キャッシュ(会計の考え方)を起点にビジネスは成り立っていることを実感しました。その考え方も決して難解なものではないことに気づきがありより、身近に感じられました。
  • 経営戦略の大枠、またどのように会社がキャッシュを稼ぎ、それを次世代に投資するかの一連の流れについて理解を深めることができた。
  • 安定的に事業を継続していきながら、リスクをとる方法について学べたことがとてもよかった。

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<提供>

MITGALSELOGO 一般社団法人日本ライフサイエンス教育振興協会

株式会社リバネス、武田薬品工業株式会社、株式会社パソナ、ワールドキャリア株式会社が理事となり、メディカル・ヘルスケア分野の人材育成を行うことを目的に2015年8月に設立されました。

法人名:一般社団法人日本ライフサイエンス教育振興協会
代表幹事:阪口克己(武田薬品工業株式会社)
住所:〒100 – 8228 東京都千代田区大手町2-6-4

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